セロトニンとヨガ
セロトニンとは
セロトニンは、オキシトシン同様、「幸せホルモン」とも言われ、雑誌やテレビでも取り上げられることもあり、ご存知の方も多いでしょう。
セロトニン神経は脳幹の中に存在します。
セロトニン神経は非常に繊細で、ストレスがかかると機能が低下することも多いと言われます。
セロトニンの働き
・脳に最適な覚醒状態にサポート(大脳皮質への影響)
・ネガティブな気分(緊張、不安、うつなど)が改善(大脳辺縁系への影響)
・交感神経の過剰な働きを抑制し、バランスを整える
・姿勢、顔つきが良くなり顔色もよくなる
・朝の目覚めをよくする
セロトニン神経を活性化するには
■リズム運動
ダンスなのどの特殊な運動ではなく、歩行、呼吸、咀嚼など日常レベルのリズム機能のことです。
自転車やスクワットも当てはまります。
■太陽の光を浴びる
現代人は身体を動かす機会や、外に出る機会が減っています。部屋の中で明かりを点けていても、太陽の光の代わりにはなりません。太陽の光を浴びない生活は、うつ病を発症するリスクが高まります。
太陽の光は、網膜を刺激してセロトニン神経を活性化させることが判明しています。
■丹田呼吸や腹式呼吸のような随意的な呼吸
継続して呼吸法を実践し続けると、セロトニン神経が活性化されます。
ヨガ、瞑想でセロトニン神経を活性化
ヨガは、深い呼吸を意識しながら身体を動かします。特にヴィンヤサは、呼吸に合わせながら動き続けるのでリズム運動にもなり、セロトニン神経を活性化してくれます。ヨガをした後、リラックスできる、ストレスが減るなどの体験したことがある方もいらっしゃるでしょう。
意識的にする丹田呼吸、腹式呼吸、ヨガを継続し、セロトニン神経を活性化させ、心身共に健やかな日々を送りましょう。
参考文献:
Medical Note 有田秀穂先生 セロトニンを増やす方法
幸せホルモン「セロトニン」東邦大学医療センター大森病院臨床検査部