オキシトシンとヨガ

呼吸が、肺や横隔膜からの感覚神経が迷走神経系を介して信号を送り、安らぎと結びつきシステムを活性化しているだろと言われています。
呼吸を意識しながら行うヨガは、幸せホルモン、オキシトシンの分泌を促進しているとも言えるでしょう。
ヨガをした後の、爽快感、充足感、ホッと緩み和むのはオキシトシンが分泌しているのでしょう。

オキシトシンとは

オキシトシンとは、私たちの身体が作るやすらぎの物質で、愛と幸せのホルモンとも呼ばれます。
オキシトシンは、血流にのって体中を巡り、色々な所で作用するホルモンであり、また神経系に於いて情報を伝える神経伝達物質でもあります。
全ての哺乳類に於いてほぼ同じ形で見られるようです。

特に、女性が出産する時、子宮の収縮を促すためお腹から押し出されるのを助けてくれるのがオキシトシン。授乳をする時は多くの分泌されると言われています。

オキシトシンはストレスを軽減する

オキシトシンが幸せホルモンと言われるぐらいなので、ストレスが軽減されるのは想像つくかと思います。
また体温調節にも一役買っていて、つまり身体が冷えが改善されたり、傷などの治癒も早くなると言われます。

■その他の身体に起きること
他には、血圧、心拍を下げ、ストレスホルモンの血中濃度を下げ、痛みに対する耐性を増し、学習を促進し、安らぎの感情を強める効果があります。
交感神経の活動を抑制し、その結果血圧もストレスホルモンの血中濃度は下がります。同時に副交感神経の一部が活性化し、心拍がゆっくりになる消化と栄養蓄積を促進されます。
これらはオキシトシンの直接的な作用によるものではないものの、他の生理学的メカニズムを活性化するからだと言われています。

社会性と良好な関係、健康に与える好影響

オキシトシンが分泌すると不安が減り、社会性、他者との良好な関係を生み出します。集団の中では、攻撃性、互いを避ける行動が減少します。
人間関係が良好だとされた人は、健康状態もよく、時に男性は心血管疾患の発生率が低くなるとも言われています。
良好な人間関係とは、必ずしも親密な関係ではなく、コミュニティや地域活動に加わるだけでも、健康にいい影響があるようです。
良好な人間関係は健康にとって重要で、直接的なタッチだけでなく、させ合っている実感や温もりや愛を感じることによって、安らぎと結びつきシステムを活性化すると言われています。

マッサージなどのスキンシップはオキシトシンの放出を促します。
保育園や学校で、落ち着きがなく攻撃性ががある男のコに、マッサージををし、受けていない同じような子と経過観察をしたら、マッサージを受けた子は、攻撃性が減少、周りから受け入れられたそうです。
現代のストレス社会では、オキシトシンの放出を妨げる要因がたくさんあります。仕事や溢れる情報に晒され費やす時間が多いく、人との繋がりも薄れている現代、安らぎと結びつきのシステムがオフになることが多いのかもしれません。

ヨガや呼吸法でオキシトシンを分泌させ、安らぎと結びつきシステムをオンに。幸せホルモンを促しましょう。
そこから得られるものはきっと人生を豊かにしてくれるでしょう。

体験レッスン

場所は高宮駅から徒歩5分ほど、閑静な住宅街にある古民家でレッスンを行っております。
​少人数でのレッスンになりますので、初めての方でも安心してご参加頂けます。